晴れた日はクロスカブに乗って

さいたまのクロスカブ(JA60)乗りが、行った先や美味しかったもの、地産品などを記録します。

金目鯛と蛸

2023/12/23

 当方、またも1ヶ月前の吉川市の旅からMy Cubに乗っていない。マンションの理事会、娘夫婦との食事会、床のワックス掛け、岳父の墓参、孫のお誕生会、ガスコンロの入れ替えとそれに伴うキッチンの整理等々…まぁいろいろやっていた。

 そのような一連の行事が落ち着いた今日、年末恒例の蛸の買い出しに鹿嶋へ行くことにした。去年は雨の降る寒い日だったが今日は快晴、チョッと早めに出て銚子を経由して向かおう。銚子は金目鯛が名物。丸々一匹の煮付け、コロナで3年半ほど来れていなかったので久し振りそれを食いたい。

 嫁さんに洗濯を急いでもらい、7時半に出発。外環・常磐道から圏央道を通り、利根川左岸を下って銚子には10時過ぎに到着。嫁さんの両親の出身地でもあるので、まずは両家の菩提寺へ寄って墓参を済ませる。途中のスーパーで買った花を供えてお参りすると、どことなく気持ちが落ち着く。今まで気が付かなかったが、母方の墓地からは屏風ヶ浦が遠望でき、なかなか気持ちのいい場所だった。

屏風ヶ浦の見える気持ちのいい場所

 時間も11時になるのでランチにする。市内や港近辺にもお店はあるが、寄ったのは海鹿島近くにある「一山いけす」。観光客が多い店だが規模が大きいので、目当ての金目鯛も十分に仕入れていると思われる。開店と同時に入店し、頼んだのは金目鯛の煮つけ、小エビのかき揚げ、イカ刺し、味噌汁にご飯だ。

お店前には太平洋が広がります

 金目鯛は30cmほどもありそうなものが、まるっと濃いめに煮てある。とても家ではまねのできない調味料の使い方だ。箸を入れるとホロリと取れ、脂の乗った上品な白身に煮汁をからめて口に運べば、ご飯の最強の友となる。幸せ。かき揚げには小エビの足を刻んだものも入っていて、香ばしさとカリッとした歯応えが強調されて美味しい。

金目鯛がなにしろ旨かった

鯛の骨に付いたコラーゲン部分までしゃぶり、充実のランチが終了した。その後やはり銚子名物の「さかなサブレ」を購入し、銚子大橋を渡って鹿嶋へ向かう。

 道はもっとも海寄りのシーサイド道路を選ぶ。途中の波崎近辺は風力発電の風車が数多く並び、大きなタービンが(見た目)ゆっくり回る様子はなかなか迫力がある。道端に小さな展望塔があり、そこに登れば風車の並ぶ様はまるで工場のよう。見飽きない。

風車、個人的には萌えます

 鹿島臨海工業地帯を過ぎ、下津の蛸の店までは1時間ほど。店内には丸ごと茹でられた蛸が30-40匹ほど並ぶ。壮観。今が旬だしお年賀などの贈答用の需要が多いそうで、いつもの倍以上並べているらしい。事実当方の後ろに並んだ地元のおじさんは7-8匹購入したようで、送料含め5万円近くを払っていた。当方は1kgほどのものを1匹と、アジのなめろうの酢漬けを購入した。

片道140km走って行く価値ありです

 ここからは行方・土浦を経由して帰るのみ。途中の産直でレンコンを、さらに焼き芋店で冷凍焼き芋を購入。

道の駅たまつくりからは筑波山が良く見えます

土浦北から高速に入り、渋滞中の外環を避けるために圏央道から東北道を通るルートで帰着した。

 晩酌で早速蛸を食ったが、やはり旨い。なめろうの酢漬けも焼酎炭酸割りによく合う。

蛸に梅肉を合わせるのが好きです

充実の一日を振り返りつつ、今夜も何度もお代わりを作るのだった。

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