晴れた日はクロスカブに乗って

さいたまのクロスカブ(JA60)乗りが、行った先や美味しかったもの、地産品などを記録します。

八ヶ岳 Final Visit

2023/08/26-27

 八ヶ岳に、脱サラした友人が営むペンションがある。子供たちが小学生だった頃は、夏の終わりに毎年のようにお世話になった宿だ。昨年12月に娘夫婦と一緒に伺うと、今年中には閉じてしまうとのこと。閉じられる前にもう一度、娘夫婦と伺うことにした。

 ペンションのある原村は、さいたまからのアクセスがあまり良くない。中央道を行くか佐久から麦草峠を越えるか、あるいは秩父から甲府もしくは小海へ抜けるか… まぁ秩父でお昼を食べながら考えよう。

 家を8時に出発、流れは悪くなく、国道299号の久保交差点へはMy Cubとほぼ変わらぬ2時間弱で到着。その後も順調で、秩父に2時間半で到着できた。市役所近くの蕎麦屋で肉汁つけそばを頂くと11時過ぎ。

秩父市役所そばの山寿さん 10時半オープンなのはありがたい

肉汁つけそば 十割蕎麦大盛り+肉ダブル 美味しかったよ

さすがに小海方面へ抜けたら待ち合わせに間に合わなそうなので、甲府からの高速利用に決めた。

 甲府まで約80kmのワインディングが続くこの国道140号線、通称雁坂道を通るのは、多分25年くらい前に子供たち&嫁の両親と一緒にドライブに行って以来だと思う。

 走ってみるとMy DS3、改めて足元がシッカリしているし、シートのホールド性が高い車だと感じる。コーナーでのロールも少ない。コーナー出口でギア選択が高めで加速がもたつく場面はある。しかしDレンジで車におまかせするのではなく、自分でギアを選べばそのようなことはないのだ。この辺り、次のNISMOのモーターがどのような反応をするのか楽しみだ。

 富士見町にあるカゴメの野菜ジュース工場で娘夫婦と待ち合わせ、野菜が足りているかどうかをチェックしてくれる機械で遊んだ後、燻製屋さんでチーズやサーモンの燻製を買ってペンションに入った。ちなみに野菜充実度、誰も12点満点の半分に達しなかった。ホントかな。ぜひビーガンの人にチャレンジして欲しい。

事前申し込みで奥に見える工場の見学もできる

 友人のペンションはイタリア料理とワインが売り。ディナーの前菜盛り合わせはシイタケのソテーとイカフリットが旨い。

野菜のアイオリソースも素敵です ワインが進む進む

これだけでワイン2本目に突入。パスタは季節を感じるポルチーニ、その後みずみずしいサラダとメインがサーブされる。

 当方のメインは佐助豚のグリル、うま味が濃くおいしい豚だ。

ボリュームある肉塊、見てるだけで旨いのが伝わってくる

他の人のもちょっとずつ味見させてもらうと、娘のビーフカツがとてもクリスピーで旨い。これが今日の当たりメニューだな。そして食べ終わる頃には、ワインが4本空いていた。

 ドルチェとコーヒーを楽しんだ後、さらにグラッパなどを頂きながら話し、結局11時過ぎに部屋に戻った。

 翌朝、焼き立てのクロワッサンとフレッシュな野菜が美味しい朝食を頂き、多分もう客として会うことはないであろうオーナーに挨拶してペンションを出た。

クロワッサンとコーヒーも美味しいです

 すぐ近くの産直ショップで野菜を買おうと立ち寄ると、県外ナンバーの車がひしめいている混みようだ。トマトやパプリカ、お蕎麦などを購入し、さらに甲斐大泉駅近くのハム屋でアイスバインを購入。スライスするかポトフのように煮て食べるとあるので、他の食べ方はないのか聞くと、とても驚いた顔をしていた。なんでだろう? 当方、多分袋ごと湯煎して、ザワークラウトを添えて食うことになるのだと思う。

「ハム日和」さん 店内の装飾も豚いっぱい^^

 さらに国道20号線を南下し、甲斐市ほうとう屋さんでランチ。

数店の店舗を構えて、地元では有名店だそう

当方、ほうとうは食わず嫌いなので「鶏もつ煮定食」をオーダー。出てきたのは鶏もつを甘辛く濃く煮たもので、想像していた濃い味噌汁状のものとは違っていた。しかし考えてみれば山梨は、このタイプの鶏もつ煮が郷土食、納得して食べてみるとレバやハツの歯応えが良く、ご飯の進む一品だった。

鶏もつ煮は日本酒に合いそう

 今日のメインのサントリー登美の丘ワイナリーに寄り、バスで丘の頂上へ連れて行ってもらう。

バスに乗って山頂へ向かいます

富士山は雲の中で見えなかったが、甲府盆地を一望でき、南アルプスの山々がその向こうに見え、とても気持ちのいいワイナリーだった。

山頂のテラスからの気持ち良い眺望 ぶどうもいっぱい実ってます

最後に富士山の全容がチラリと

売っているワインはチトお高目なので、アンケートに答えるともらえる添え紙セットだけ頂いて帰路につくことにした。娘夫婦ともここで別れ、当方は往路と同じく雁坂道をたどって秩父へ向かった。最後に秩父市内のコンビニで休憩を取り、ついでに世界の豚味噌徳用品も購入することができた。

 ワイナリーを2時半に出てさいたまへは7時半、下道だけだが5時間で着くことができた。往路247km、復路224km、合計471kmの旅。距離も内容もワインもお土産も、どれも盛りだくさんで充実の旅だった。

 そしてこの旅は、My DS3で行く最後の旅でもあった。帰った翌日はMy AURAを迎える日。My DS3とのお別れの日なのだ。最後に一緒に旅ができて本当に良かった。

 ディーラー登録の未使用車だったMy DS3、4年半で25,250kmのお付き合いだった。限定のマット塗装も黒のホイールも、ドアハンドルの装飾もホールド性の高いシートも、3気筒の元気なエンジンも、どれも好きだったよ。

 今回の旅、途中の雨でだいぶ汚れたので、明日朝一番に洗車することにしよう。

AN063 DS011 0800-1930 4710