2024/01/06
またまた一ヶ月半乗らず、久し振りのツーリングに選んだ先は川島町。日中は暖かいものの朝晩はもちろん寒いので、暖かくなるのを待っているとあまり遠くへは行けなくなるのが理由。
川島町は四方を川に囲まれた町で、川の中の島が名前の由来らしい。地図を見ると町の中心近くにΩ形に家の並ぶ場所があり、一見して昔の川筋にできた自然堤防の跡と推察できる。
実際にその場所に立っても、川筋に気づくことはないだろうが、家並みは緩やかなカーブに沿って建っている。埼玉の平野部は利根川や荒川によって作られた場所。いわば川島町は、埼玉県の地勢を代表する場所の一つなのだ。
というのを頭に入れつつ向かうわけだが、おせちに飽きた胃袋にチョッとジャンクなラーメンをぶち込みたいという理由もある。
川島町は意外と近く、上尾から荒川を渡ればもう町に入る。恒例の町名標を撮りたいのだが何しろ町境はすべて川の上。町名標も橋の上に設置されているので、バイクを停めて撮影することができない。何か所か探して何とか撮れたのは逆光で見えにくくしかも小さいこの一枚だけ。こんなに苦労するとは思わなかった。
訪町のエビデンスを得られたので、タンメンが美味しいと人気の「あぢとみ食堂」へ向かった。開店15分後くらいの到着ですでに満席&7-8人程度の店内待ち。40分ほど待ってオーダーした「肉野菜タンメン」が配された。バラ肉と多めの野菜の下にはモチッとした歯応えの太麺が隠れ、スープは鰹節なのかな、和風の魚系の味が感じられてなかなかに旨い。
接客も丁寧で人気なのもうなづける。タンメンにもいろいろバリエーションがあるし黒醤油麺なんてのもあって、近くならまた来たいお店だ。
食後、すぐ近くの農産物直売所に寄ると、名産だというイチゴやシイタケが売られていた。イチゴは女性の握りこぶし半分程度もありそうな大きなものも売られていたが、当方イチゴは食べないのでパス。肉厚で傘が7-8cmもあるシイタケと色の濃い春菊を購入した。
行ってみると川島町は、本当に真っ平で広~い印象。
水利も良いので農業が盛んだし、圏央道が通ると川島ICもできて、物流倉庫や工場の進出もあったそう。醤油のテーマパークもあったりして元気な町、と感じられた旅だった。
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