晴れた日はクロスカブに乗って

さいたまのクロスカブ(JA60)乗りが、行った先や美味しかったもの、地産品などを記録します。

出羽屋2024

2024/11/10-11

 昨年に続き、今年も出羽屋にお世話になった。

 昨年お世話になった時、夕食で出されたきのこ汁がとても美味しかったので、きのこ汁を使ったお蕎麦を予約していたのだ。昨年よりも1ヶ月ほど遅い時期なのできのこの種類も増え、本当にきのこのフルコースとなっていた。

 山形駅到着は11時半。レンタカーを借りてまず向かう先は、東根市にある「肉そば はくよう」だ。山形県は蕎麦が美味しいのをご存じの方も多いのだろう、今年7 月にリクルートが実施したアンケート「麺で連想する都道府県ランキング」では、山形県は6位にランクされている。

 「肉そば」は山形市の北、河北町周辺でポピュラーな蕎麦。太目の蕎麦が鶏出汁の汁にひたり、鶏肉がトッピングされている。基本は冷たい汁に冷たい蕎麦だ。はくようは少々ひなびた場所にあるのだが人気のお店で、我々の訪問時も5組、20分ほどの待ち時間だった。

お店からは月山が遠望できます

 連れの2人が冷たい肉そばとゲソ天、当方は同じく肉そばにゲソ天丼をオーダー。ほどなくして膳が配される。ゲソ天もこの辺りの蕎麦屋では定番メニューで、皆さん頼む蕎麦は違えどゲソ天は必須、の様相だ。

平日の行列も納得の旨さです

 肉そばは甘めの汁に透明な鶏油が浮かんでおり、一口すすれば鶏の風味が口いっぱいに広がる。蕎麦も歯応えよく、噛めば鼻腔に蕎麦の香りが漂う。旨い。薬味のネギも柔らかく甘く、汁にも肉にもマッチする。当方は汁こそ少し残したが、他の2人は汁まで完食。ゲソ天丼からはイカの香りが立ち上り、これも食欲を刺激する。これらを組み合わせても千円強、いつでも来れる近くの方がうらやましい。

 肉そばを十分堪能した後は、ニッカウヰスキー宮城峡蒸留所へ向かう。山道を登り県境のトンネルを越えた先、紅葉の山々に囲まれ渓流沿いに建つレンガ色の建屋がそれだ。今年6月にニッカのもう一つの蒸留所である余市蒸留所も訪問したが、こちらが山懐にある分、自然と調和した上質なウィスキーを醸している雰囲気が伝わってくる。

レンガ色の建物が周囲の山々にマッチしています

雰囲気の良い見学後には、ウィスキーを買わずにいられません

 余市と同じように40分ほどの見学ツアーを終え、試飲。スーパーニッカも旨いのだが、飲み比べるとやはりここで作られた「宮城峡」の方が香り高く飲みやすい。さらに有料で「鶴」(原酒不足で既に終売、蒸留所限定で試飲可)もテイスティングしたが、これはもうブランデーのよう。高いのはとても買えないが、ここ限定のブレンドウィスキーをお土産とした。

 さていよいよ出羽屋へ向かう。いつものように入口の囲炉裏には炭が熾きていて、鉄瓶の口からは湯気が漂い出ている。淹れてくださったお茶を頂き、部屋で荷物を整理してお風呂へ。ややぬるめの湯にとっぷりと浸かって身体をほぐし、夕食の膳の前に座る。

 まずは前菜、きのこの見本プレート。十種類以上のきのこが前菜9品に使われているそう。どれもがそれぞれの風味を持ち、甲乙つけがたい。もったいなくてちびちびつまんでいるうちに最初の日本酒が空になった。

日本酒を飲むための料理です

 次はゴマ豆腐。甘くコクのある豆腐とたれが、辛口日本酒で鋭敏になった舌をリセットしてくれる。

 子持ち鮎の西京焼き山椒風味。口に含めば西京味噌のほのかな甘みが舌に馴染み、山椒の香りが鼻に抜ける。たっぷり入った卵も珍しい一品だ。

食用菊の甘酢和えも料理によく合っています

 松茸の茶わん蒸し柚子あんかけ。最初柚子の香りを感じるが、あんの下からは松茸の香り。これは少し好みが分かれるかも。当方は柚子は不要で、松茸だけで十分美味しいと思った。

 さらに香りの高い揚げ物、香茸と鱒茸のフライ粉チーズ掛け。香茸も鱒茸も歯応えあってボリュームある一品。すぐ前が柚子や松茸の香りを楽しむ料理だったので、その余韻の残るうちにチーズの香りでは、合わせる酒に悩んでしまう。

これら2品は意見が分かれそう

 食事はきのこ蕎麦。5-6種類のきのこと鶏肉が入った汁に蕎麦をつけて、あるいは一緒に煮て食べる。材料はきのこと鶏肉と醤油だけとのこと、蕎麦が何枚でも食べられそう。日本酒もくいくい進む。

きのこ鍋は絶品でした。もちろん大鍋から取り分けます

今日の昼も鶏肉蕎麦だったが夜の蕎麦もまた旨し。前品が普通の天ぷらだったら、☆☆☆☆☆のディナーだった(デザートのかぼちゃのプリンは腹パンでキャンセル)。

 翌朝の食事も、やはり地場物中心の和定食。

この朝定食だけでも泊まる価値あり、です

羽釜炊きの新米コシヒカリがつややかで素晴らしい。まさに銀シャリ。3杯もお代わりしてしまい、お昼はスタバのコーヒーだけになってしまった。

 来るたびに素晴らしい料理でもてなしてくださる出羽屋。夏はジュンサイイワナが美味しいとのことだったので、来年7月の予約をお願いして宿を出た。

 きのこも山菜も、先人がいろいろ苦労されて美味しく食べられる処理法や調理法が確立されたはず。金銭的に豊かではなく、食べるものも限られていたであろう時代と場所だからこそ育まれた文化。それを受け継ぎさらに発展させようとしていらっしゃるこの宿の主人(実際いろいろ受賞していらっしゃる)、そしてそれを頂く我々。そういう流れを感じることのできる山形の旅だ。

日本の豊かさを感じられる、良い宿です

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Chromebook導入

2024/10/26

 Chromebookを買った。HPのChromebook Plus x360 14bというもので、CPUはCore i3-N305、ストレージは256GBと、Chromebookとしては高スペックのもの。

 これまではMouse Computerの11.6インチの小型ノートを使っていた。購入時は単身赴任中で頻繁に自宅と赴任先を往復していたので、このサイズを選んだのだ。購入後7年が経過してCMOSバッテリーがダメになり、動きも緩慢になってきているので、買い替えを決めた。

 WindowsからChromebookに乗り換えたのは、メインテナンスの楽さが一番の理由。Windows機にはウィルス対策やクリーンナップソフトが必須であり、それが結構な値段しているし、更新も必要だ。この点Chromebookは気もお金も使わずに済む。それに使うのはインターネットとか簡単な事務作業とかなのでMicrosoft Officeなどを使うことはなく、Chromebookのそこそこ新しいミドルクラスのマシンなら十分だろうと考えた次第。

 HPの他、ASUSAcerLenovoなどから同程度の機種をピックアップし、最終的にはストレージの大きさとデザインの好みでHPを選んだ。

 HPのオンラインショップで注文し、2日後に届いた。

SDGの流れで緩衝材も紙ですね

本体と電源アダプタに説明書が少しと、こじんまりした内容。

海外製のPCの電源コードは、たいていアース付きで太い

色はシルバーというよりも、明るめのマットグレー。無難な(悪く言えばつまらない)色だ。マットでなくソリッドだったら、チョッと今っぽい感じになっていたかも。

明るい部屋で見ると、なかなかキレイな色

 コンセントにつないでスイッチを入れると最初に言語選択画面が現れ、次にWiFi設定画面になる。さらにGoogleアカウントの入力画面を経て、それが終わると最新のOSへのアップデートが始まるがこれが長い。画面には「アップデートしているから1-2分待ってね」という内容のメッセージが現れるのだが、そこからさっぱり動かない。5分経ち10分経ち30分経ち、1時間。まだそのままだ。もしかして初期不良か、と思ってしまう。

 サポートに電話しようと思った頃にようやく起動。アップデートが始まってから2時間半近くかかった。

 さてその後は立ち上がりは早く、開くだけでPW画面になり、PWを入れればパッとホーム画面が現れる。感覚的にはスマホと一緒、Windowsよりもずいぶん早い。

 使い始めてすぐ気になったのは、Deleteキーがないこと。Back Spaceキーはある。このためカーソルの右側の文字を消したいときは、いったんカーソルをその文字の右側に移動させ、そこからBSキーを押すことになる。不便だ。

 調べてみると、そもそもChromebookにDeleteキーはないのだそう。●+BSキーがその機能を持つ。タイプの下手な当方にDeleteキーは必須なのだがやむなし、慣れるしかない。またEnterキーが小さいのも、地味に使いにくい。

 まぁ毎日10時間近くを会社のWindows PCの前で過ごすので、すんなりChromebookになじむのは難しいはず。土日は時々「あれっ」と思いながら、Chromebookを使うことになるのだろう。

 比べればどうしても不便さが前面に出るけれど、軽いOSと十分なスペックでサクサク動くのは気持ちがいい。画面を折り返してタブレットのようにして使えるのも〇 ソファに寝転がってネットを見たりできる。今までのMouse Computerは引き出しの中にしまっていたが、これからはテーブル近くに置いて、いつでもサッと使うことになりそうだ。

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よだれ鶏

2024/10/26

 会社の隣の席の人は、ご出身が中国。北の方の生まれで、地元料理には辛いものも多いそう。持参されるお弁当にも、時々辛そうな料理が入っている。

 ある日のお弁当が「よだれ鶏」。とても美味しそうだったので作り方を聞いたら、茹でた鶏肉に市販のよだれ鶏のタレをかけるだけだと言って、一時帰国の際にわざわざそのタレを買ってきて下さった。なんとありがたい。

頂いたよだれ鶏のタレ 味タレと辛味タレが入っています

 嫁さんは鶏肉がまったくダメなので、鶏料理をテーブルに載せられない。たまたま今日は午後から留守とのことなので、この機を逃さず作ってみることにした。

 スーパーで鶏モモ、ネギ、ショウガ、もやし、それに香菜を購入。まずは鶏肉の下処理だ。

 もも肉は、皮の下や肉の間にある脂肪をキッチンバサミで取り除く(10%ほど取れる)。ソテーの時もそうするが、脂肪が多いと出来上がり時に鶏臭さが強く残ると思う。

脂肪を取り終えた鶏肉、ネギ、ショウガが鍋に入ります

これをクッキングシートをひいたバーミキュラライスポットに入れ、ネギの青いところと厚めに切ったショウガを載せ、さらに紹興酒をひと回し。

鍋に入れ、いよいよスイッチ・オン!

ふたをして90℃で20分間保温。裏返してさらに10分間保温。ほとんどのレシピには茹でると書いてあるが、肉の旨味がお湯の方へ移ってしまったりパサつく感じになってしまうので、今回はバーミキュラのレシピに従ってみた。鍋からはネギとショウガの香りが立ち上り、鶏肉は本当にしっとりと出来上がった。茹でるよりずっと美味しそうだ。

 タレは2つの袋に別れていて、この2つとバーミキュラに残っている蒸し汁を混ぜ合わせる。

2種類のタレと蒸し汁を混ぜ合わせます

 盛り付けは、まずサッと茹でて水をきったモヤシを皿に敷き、食べやすく切った鶏肉を載せる。

鶏肉以外は、茹でたモヤシ、刻んだ香菜とピスタチオです

その上からタレをたっぷりかけ、刻んだ香菜とピスタチオを散らせて完成。もう中華レストランで出てくるような一品に仕上がった。

出来上がりました〜

サラダとタコの梅肉和えを添えて、本日のディナーの完成。我ながら上出来^^v

いいねぇ~ 乾杯!

 食べてみると確かに辛いが、暴力的な辛さではなく奥に甘みも感じるような辛さだ。花椒も爽やかで、確かによだれが出る旨さ。嬉しくなる。

 あっという間にビールが空き、紹興酒に切り替えて最後まで堪能させてもらった。

 翌日には残ったタレを中華麺にからめ、油そば風にして頂いた。これもまた旨し! さらにまだタレが残っているので、これはひき肉のそぼろに使おうと思う。

 今回鶏肉の加熱にバーミキュラを使ってみたのは、大きな収穫。仕上がりの柔らかさとしっとり感は、茹でたものとはまるで違う。また、多くのよだれ鶏のレシピはタレも自作する(当然ながら)よう書いてあるが、使う油の量を考えたら市販品を買ったほうがずっと楽だと思う。輸入食材店などにあると思うので、機会があればまた作ってみよう。

 隣の席の同僚に感謝だ!

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イタリア ミラノの旅

2024/10/06-12

 当方が働く医薬品業界における世界最大の商談会CPhI Worldwideは、毎年この時期にヨーロッパで開催される。昨年はスペイン バルセロナ、来年はドイツ フランクフルト、そして今年はイタリア ミラノだ。

 商談会の期間は3日間で、その間は会場に張り付く。会の前後に欧州のお客さんへの訪問を入れられれば訪問するパターンが多い。今回は会の前日にアポを入れたので、日曜深夜にミラノに入り、月曜が面談、火~木曜が商談会、金~土曜が帰国のスケジュールになった。

 日曜朝に家を出て羽田に向かい、まずはパリまで約14時間のフライト。3時間の待ち合わせでミラノまでさらに1時間強のフライト。家を出てからホテルに着くまで、実に25時間もかかる。ホテルではまだ開いていたバーでビールだけもらい、シャワーも浴びずすぐに寝てしまった。

 月曜は半日ほど自由な時間が取れたので、同僚2人と一緒にドゥオーモを見に行く。

いつ来ても心揺さぶられるドゥオーモ、人も鳩ポッポちゃんもいっぱい

ミラノに来るのは5-6回目だと思うが、さすが世界遺産、来るたびに感銘を受ける。ヨーロッパ各地の聖堂を見ると、建設にあたった当時の人々の気持ちに、自然と思いがはせてしまう。

 キリスト教徒ではないが出張中、平日の誰もいないガランとした中で、壁の宗教画や彫像を鑑賞させて頂く。まれにオルガンと聖歌の歌手が練習をしていたりすることもあって、一人でそれを聴かせて頂く。さらに日曜日があればミサに参加させてもらい、聖歌隊のコーラスやオルガンの演奏を聴かせて頂く。そんな時間を過ごすと、(キリスト教に限らず)信じる人々の信じる心の強さを感じずにはいられない。

ドゥオーモ内部のオルガンや彫刻、ステンドグラス。見ていると時間を忘れる

 さて3日間の期間中、お客さんとの夕飯が1日、社内メンバーでの食事が1日、ホテル近くのスーパーで買った総菜が1日。レストランでの食事はもちろんイタリア料理で、さすがにピザやパスタは美味しい。

 今回は会社の同僚との4人旅。いろいろな料理をシェアしながら食べられるので、一人の時よりはずっと楽しめる。今回も同僚が頼んだ普通のステーキと食べ比べをしてみたり、ピザも複数種類を食べることができた。

左上から時計回りにムール貝とエビのスパゲッティ、プレーンチーズピザ、トマトソースのピザ、マルゲリータピザ+α

一番美味しかったのはタリアータ。レアに焼いた赤身の牛薄切り肉を温められた皿に載せ、オリーブオイルやローズマリーを載せて頂く。赤身なので肉の味がシッカリしていて、赤ワインとの相性は抜群だ。

本場で頂く地元料理は、どれも最高に美味しい

 帰路は往路同様、まずはパリまで1時間半、5時間の待ち合わせ後14時間のフライトで羽田へ向かう。

LIN-CDGはアルプスを越える。機内でモンブランが見えるとアナウンスあったが、どれがそれか分からない(泣)

パリの空港のラウンジではクスクスが美味しかったのでお代わりし、ビールも2本飲んでしまったので腹パンになり、機内で食べたのはJAL名物「うどんですかい」を1杯だけだ。

クスクスにかけるビーフのトマト煮が美味しかった。カップうどんもホッとする味

 1年ぶりのヨーロッパ、イタリアではポルチーニのビン詰めやバルサミコ酢を買い、パリの空港ではチョコレートとマカロンを買い、充実のお土産で満足しながら帰ることができた、贅沢な出張だった。

商談会でもらったボトル、唐辛子とポルチーニバルサミコ酢、AFの機内でもらったペリエピエールエルメのマカロンとチョコレート

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入間郡越生町の旅

2024/09/08

 My Cubの12か月点検をお願いしたのが6月8日。なんとその後3か月、まったく乗っていなかった。公私であちこち行ったり雨が降ったりもあったし、暑くて乗る気になれない日もあった。今日はいくぶん暑さも和らぐようなので、多少は涼しいであろう山へ向かうことにした。

 行先は越生町町のホームページには、

平野と山地の接点にあたる越生からは、秩父に向かうにも、上州に向かうにも尾根や峠を越えなければなりません。それに由来した『尾根越し(おねごし)』の『尾越し(おごし)』という言葉から変化した

とある。確かに秩父山塊の東端、山の入口なのだ。

 家を6時半前に出発。湿度は高いが気温はさほどではない。3か月ぶりに体に当たる風は、やはり心地よい。今回は国道299号東吾野から奥武蔵グリーンラインに上り、尾根上から街中へ下ってみようと思う。

 299 号の手前にある日高の巾着田彼岸花の名所。来週~再来週には咲き始めて大混雑するはずだが、今日はまだ誰もいない。東吾野で右折すると、道路はすぐに山道になる。途中、飯能市天文岩と呼ばれる巨石に立ち寄ってみた。

国道299号からチョッと入れば、すぐ林道です

レンガ状の部分は崩壊止めの接着剤かも

 林道のカーブに面し、巨石とお堂が並んでいる。300年ほど前の天文学者が、この岩の内部で勉強したと紹介されている。岩にはレンガを積んだように見える部分もあって、自然のものか人工物なのかはわからない。そこそこの迫力はあるので、「ほぉ~」とひと眺めだけした。

 尾根沿いのグリーンラインから越生に向かって下り始めると、本当に山が深い。山しか見えない。富山在住時、どこへ行っても山ばかりと思っていたがこの山系も十分に山だ。走り応え十分。この辺りの林道をもっともっとグニャグニャ走ってみたいものだ。

山しか見えません

 ふもとまで下りると、近所の方が総出で道の草刈りをやっておられたり、一部区間サルスベリ並木になっていて、濃いピンクの花が満開。地元を愛していらっしゃる気持ちが伝わってくる。

サルスベリが満開の道

 越生梅林近くにある「うめその梅の駅」でトイレに寄る。時間はまだ8時半過ぎで、売店のオープンまで1時間近くあるので帰路につくことにした。グリーンラインには町名標がなかったので、毛呂山町との境に寄って撮影。その後福しんの工場の自販機でチャーシューとニラ餃子を購入、戦利品とした。

「生」は丸く収めたが「越」の処理ができなかった。残念…

おススメは厚切りチャーシュー

 3か月ぶりのMy Cub、乗って動いている間は気持ちいいが、信号などで止まるとジワリと暑い。特に帰路は日も高くなり、アスファルトからの照り返しもきつい。越生の町は涼しかったけど、もう少し涼しくなってからの方がより印象良かったかも。

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吉飲み

2024/08/15

 前職の後輩が当時の当方の上司2人を誘い、OB会を企画してくれた。OBゆえ当方含めた3人は皆60台半ば~後半。後輩もあと3年で定年ゆえ、このグループのアピアランスはなかなか壮観だ。

 開始は18時で当方の終業は16時半。移動を考えても1時間ほど時間がある。

 で行った先は吉野家

 吉野家の一部店舗では過去に「吉飲み」と称する気軽に酒が飲めるサービスを提供していて、けっこう好きだった。コロナの外食規制の影響なのか今はもうないが、酒類の提供は続いている。

 17時前にお店に行くと客は1人もおらず、カウンターの一番奥に座れた。

 まずはビール(486円)。スーパードライの中瓶がよく冷やされたグラスと共に提供される。つまみはもちろん牛皿大盛(521円)。

これを…

こうして、っと^^

紅しょうがを皿の端に載せ、七味をパラリと振りかけて準備が整う。

 キューッと一気に行きたいのだが1時間過ごすつもりなのでガマン、チビッと一口飲む。クタッと煮えたタマネギが何とも旨い。牛肉はそこそこの大きさなので、半分程度に箸でちぎって食べる。味が染みていてどちらもビールによく合う^^ そしてチマチマと食べる紅しょうがも最強のサポーター。持参した文庫本を読みながら上記の動作を何度か繰り返す。

 う~ん、良い。お盆でお休みの会社も多いのか食事に来る客も少なく、ゆっくり落ち着ける。

 ビールがなくなる前にタマネギがなくなったので、タマネギだけが小鉢に入れられたねぎだく(151円)を追加。

お酒に合わせるには、もチッと煮えていた方がウレシイけどね

この甘じょっぱいタマネギがたった150円ほどで味わえる嬉しさよ。素晴らしいぞ、吉野家

 ビールの後は日本酒(376円)だ。新潟の酒蔵柏露酒造が吉野家のために開発した(といっても30年近く前らしいが)プライベートブランドの生貯蔵酒。これもまた冷えたグラスと共に供される。

最近は酒店や通販でも買えます

最近の吟醸酒のような華やかさは控え目で、日本酒らしいどっしりとした太さは牛肉の強い味に負けていない。これもまた良いではないか。

 長いかなと思っていた1時間は意外と早く過ぎ、会計(1,534円)して会場に向かった。

 しかし本当に退職してすべてが自由時間となり、限られた年金での生活になったら、こんな素敵な時間を持つことができるのだろうか。あるいは年金支給日のチョッと贅沢で寄ったりする事になるのだろうか。

 そんなことをチラリと考えた晩酌だった。

 あ、すでに飲み食いしていたので、OB会は思いっきり割り勘負けでした^^;

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銚子(大塚支店と墓参)の旅

2024/08/04

 土曜の夜酒を飲んでいるとき、銚子にある洋菓子店「徳屋」の「サカナサブレー」が旨い、という話になった。

 サカナサブレ―の材料は、小麦粉・バター・チーズ、といたってシンプル。砂糖さえ使っていないのだ。サクッと一口かじれば小麦粉の程よい甘みとバターのコクが口内に広がり、チーズの香りが鼻腔を満たす。コーヒーはもちろん、ワインにも合う。

 以前より今日は秩父に行って「せかいのとんみそ」を買おうと考えていたのだが、サブレが食いたくなって急遽変更、銚子に行くことで話がまとまった。もちろん帰りに鹿島のタコも買う。

 ということで家を7時に出、外環・常磐・圏央を経由し、稲敷東から利根川左岸を下るルートで銚子に向かった。お盆の時期前なので流れは順調、2時間で銚子に着くことができた。

 昨冬同様スーパーで仏花を買い、まずはご先祖様の墓2か所にお参り。気持ちがすっきりしたところで徳屋に向かった。

毎々仏花を購入するセイミヤ 銚子四日市場店 トイレもお借りしました

 ちょうど10時、お店に入ると棚には何も置かれておらず、籐椅子に猫が座っているだけ。おかみさんが出てこられ、仕込みの数量を読み間違えたか何かの理由で、今日は生地がなく焼けないのだそう。昨日から銚子のお祭りがあって、予想外に売れてしまったみたいだ。大変恐縮されて、次回電話頂ければ必ず取り置きしますと。う~ん、ないものはない。あきらめるしかない。

いつも甘い香りに包まれて暮らしているのでしょう 貴婦人のようです

 今回のランチは「大塚支店」のワンタン麺と焼売を考えていたので、11時のオープンまで近くのお土産屋さん「銚子セレクトショップ」で時間を潰す。まぁ眺めればいろいろあって、銚子電鉄のぬれせんべいチーバくんそのまんまサブレ、旨味の濃いという醤油ソヤノワールなどを購入した。

醤油としては少々お高め 期待してしまいます

 大塚支店には駐車場があるのでそこに停めたが、皆さん店の前の道路に普通に停めている。おおらか。

 開店すると続々お客さんが来られ、当方は3組目だったので問題なく座れたが、10分もせずに満席に。人気のほどが知れる。頼んだのは当方がチャーシューワンタン麵、嫁さんがワンタン麵、それに焼売一皿(4個)だ。ワンタンは餃子ほどもある大きさの肉がミッチリ詰められたもので、これが3個入っている。チャーシューは少し厚めに切られたものが2枚。麺は確かに中華麺なのだがとても細く、まるで素麺だ。従いゆっくり食べるとどんどん伸びてスープがなくなってしまう。このため硬麺でオーダーする人も多い。

チャーシューワンタン麺 食べ応え十分

焼売もお肉ミッチリで食べ応え十分。麺も焼売も美味しく頂いた。

崎陽軒の倍以上ありそうな大きさです

ただ嫁さんは予想以上のワンタンに押され、焼売は1個だけ。従い当方が3個食って腹パンになった。ワンタン麺食べるなら焼売はなし、あるいは1個のみ、焼売食べるならワンタン麵以外を選択、がこの店では良いと思う。

 充実のランチを終え、タコを買いに鹿嶋へ。太平洋の水の色が濃く、夏を感じる海沿いのドライブだ。

 さてタコのお店「コミュニティーストア ミズノ」に到着すると、う~ん、閉まってる。調べると日曜は定休日。まったく当方のミスだ。やはり思い付きで決めちゃいかんね。今日は墓参と大塚支店の日と切り替え、帰路につく。

 潮来経由で稲敷東ICに向かい、来た道をたどり14時半に帰着できた。早く帰れたのでゆっくりお風呂に入って肩の凝りをほぐし、冷蔵庫のあり合わせとビールの夕食とした。

 まぁ調べずに思い付きで動いた結果がこれ。次回タコ買いに来るのは年末になるだろうけど、その時は徳屋に電話してサブレも必ず買えるようにしたいね。

美味しかったけど、いつものお醤油と変わらないかも…

 ソヤノワールで焼いたステーキがこれ。いつもの減塩醤油で焼いたものと大きな違いはなかったかな… お刺身だと違うかしら?

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