晴れた日はクロスカブに乗って

さいたまのクロスカブ(JA60)乗りが、行った先や美味しかったもの、地産品などを記録します。

八潮市の旅

2024/02/11

 海外出張の時は、成田や羽田まで新越谷駅からバスに乗ることが多い。確実に座れるし、出発ロビー前につけてくれるので楽だ。最初の頃は草加駅にだけ寄って空港に向かっていたのが、2005年につくばエクスプレスが開通すると八潮駅にも寄るようになった。それが八潮という名前を知ったきっかけ。それまでは当方の意識の中に全く存在しなかった市だ。エクスプレスだと秋葉原まで20分で出られる立地から駅周辺の開発も進み、人口もずいぶん増えたらしい。

 また八潮市には中東へ中古車を輸出するパキスタン人が多く集まり、イスラムのモスクやパキスタン料理店が増え、ヤシオスタンとも呼ばれるそう。ぜひ中東の匂いを嗅いでみたい。行ってみよう。

 八潮市草加市を越えればすぐ。もっとかかるかと思ったが、自宅から30分程で着いてしまった。走っていて不思議に思うのは、八潮や草加には製紙工場が多いこと。レンゴー日本製紙の大きな工場がある。

草加市との市境、すぐ奥はレンゴーの工場です

製紙は水を大量に使うはず。いくらこの辺りに川が多いと言っても、静岡の富士近辺のようにジャブジャブ使える程ではないのでは? 生い立ちをぜひ調べてみよう。

 ランチにはチョッと早いので、まずは八潮駅近くにある精肉店Butcher928 ぶっちゃ~くに家」に寄った。

開店前だがど冷えもんが設置してあるので気に入ったものがあれば買うことができる。見ると味付きカルビやハンバーグなどが置いてあり、当方はユッケジャンスープを購入した。温め直してラーメンなど入れれば旨そうだ。

 次に寄ったのは八潮パーキングエリア。ここは徒歩や自転車なら外からも利用できるようになっている。My Cubを駐輪場に置かせてもらい、食堂併設の売店をのぞいた。目的は「キクスイドーのポテトチップ」。歩けば八潮駅から20分程のところに工場があり、できたての(と言っても3日前の製造だったが)ポテトチップスが売られているのだ。チョッとレトロなデザインの袋に多めに(120g)入ったものが450円。

小規模のPAですが地産品がいろいろありました

やや高い印象だが、いざ食べてみるととても美味しい。最初にパリッとした歯応えが楽しめ、噛み始めるとやや控えめな塩味がポテトの甘味をグ~ンと引き出している。ビールに最高^^ あまり油っこくないのもポイントだ。

 さて本日のランチは2023年春にできたという、その名も「ハラール屋台村 八潮スタン」だ。HPを見るとラーメン屋もある一方で、なかなか本格的なパキスタン料理も味わえるらしい。

Halalも今は普通になりつつありますね

ところが着いてみると駐車場が満車。停められない車が通路で待っている。開店してまだ10分も経っていないのに、そんなに人気なのか…

 カブゆえ入り口脇の小さなスペースに停めて入ってみると、なんとマレーシアのコミュニティがイベントをやっていて、貸し切りだそう…orz カレーにしようかビリヤニにしようか、あるいはせっかくなのでタワ料理にしようか…そんなことを考えながら走ってきたのだが、何と残念。市役所近くには有名な「カラチの空」など他のお店もあるが、気がなえたので帰ることにした。

 帰路は、川口になってしまうが安行のJA直売所に寄って防風とつぼみ菜を買った。防風は新潟県柏崎で立ち寄った居酒屋さんのお通しで食べて、好きになった食材。川口では年間を通して栽培しているそうなので、これからいつでも買えるようになる。またつぼみ菜(祝蕾)もシャクッとした歯触りが美味しい食材。防風はサッと湯がいてお浸しに、つぼみ菜はスライスして浅漬けにして食べた。

どちらも日本酒の箸休めにちょうどいい肴になります

 八潮市、さほど大きな市ではないが意外と見どころが多く楽しめた。製紙工場の多い理由がわかったら、このページに書き込もうと思う。

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