晴れた日はクロスカブに乗って

さいたまのクロスカブ(JA60)乗りが、行った先や美味しかったもの、地産品などを記録します。

入間郡毛呂山町の旅

2023/10/08

 三連休は秋雨前線の影響で、初日晴れ、中日曇り、最終日は雨と下り坂の予報だ。

 初日はMy AURAの一ヶ月点検、当然ながら特に悪いところはなく、小一時間で終了。ついでに洗車もお願いした。安い水洗いからワックス3回がけの3つのコースがあり、今回は3回がけコース。隔週程度には洗うつもりゆえ、3回がけコースと水洗いコースを交互にやってもらえば十分かと。

車がキレイだと気分良いです

 DS3はあまり汚れの目立たない色だったのでそれほど頻度高くは洗わなかったが、AURAは白なのできれいにしておきたい。ディーラーが一回千円前後で洗ってくださるので、これは価値があると思う。

 んで中日、またまた一ヶ月振りのツーリングに選んだ先は毛呂山町。また山だ。

 予報通り雲が出ていて気温は上がらない。うすら寒い中上着を羽織って出発。秩父への299号を武蔵横手駅で右折し、鎌北湖へ向かう。いきなりの急坂と狭隘路が迎えてくれる。車やバイクはほとんど通らず、ハイキングの人たちが大勢いらっしゃったのにはちょっとびっくり。

眺めの良い場所も。向こうは飯能の町かな?

途中の農家前で柚子とカボスが売られているのを発見、100円玉をビンに入れて一袋頂戴した。

柚子とカボスがおおらかに売られています

 山といっても奥秩父ほどのスケールではないので、ゆ~っくり走っても10分少々で鎌北湖畔に出る。昔は訪ねる人も多かったのかもしれないが今はひっそりとしていて、それが湖面の落ち着きにマッチしている。

鎌北湖は農業用水確保のために作られたそう

湖面に張り出すように枝を伸ばすもみじが見事で、これは紅葉の時にぜひ再訪したい。

こんなに大きなもみじ、なかなか見られないのでは?

 町の中心部近くまで降りてくると毛呂山食堂というお店があって、豚肉と半熟目玉焼きを載せたような「豚玉毛丼」なる丼物が人気らしいので寄ってみた。ところが本日休業の札が出ていて、たまたま店頭にいらっしゃった大将が、申し訳ありませんと恐縮しながら頭を下げられた。ちょうど同じタイミングで到着したチャリダー2人も、残念そう。それならと目標を町の東端にある青柳食堂に切り替える。この青柳食堂もものすごく気になっていたお店。開いていることを願おう。

 Wikipediaによれば埼玉県内に5つのランナバウトがあり、その一つが毛呂山町にあるので寄ってみた。県道39号から武蔵長瀬駅に向かう途中の公園前にそれはある。なかなか見かけない「ぐるぐる回れ」の標識があり、道路が直径6-7mの植え込みを囲んでいる。

海外ではよく見るが、日本で現物見たのは初めて

知らない人は一瞬迷うかもしれないが、たまたま同時に反対方向から侵入してきた2台の車は、普通にすれ違うように通過していった。さすがだ。

知る人は普通に通過していきます

当方もせっかくなので2周ほど回ってみた。

 次に向かったのは県内のラーメンチェーンの一つ、福しんの工場入り口に設置されているどひえモン。ラーメンや餃子、炒飯、チャーシューなどが売られている。

工場前だけあって充実の品揃え

当方は厚切りチャーシュー900円を購入し、このツアーの戦利品とした。

 福しんから青柳まではほんの3-4分。開いていることを願いつつ走っていくと、「青柳」と墨書された看板とガラス引き戸に「営業中」の札が見えた、良かった!

 店舗脇の砂利の駐車場にMy Cubを停め、店内に入る。いらっしゃいませ、の声と共にお盆に載せたお水を運んでこられ、100度以上も腰を曲げて頭を下げて挨拶して頂き、こちらが恐縮してしまう。

 建物は古く多分昭和20-30年代か、それでも店内は掃除が行き届いている。テレビはなくラジオからNACK5が流れていて、しっくりと落ち着いた雰囲気だ。素晴らしい。壁の短冊に書かれたメニューは、相場よりも2-3百円安いのではないかと思われる値段。嬉しくなる。その中からイカフライ定食をお願いした。

椅子のカバーが素敵です

 ほどなくして配された定食は、エリンギ・油揚げ・ワカメの味噌汁、沢庵・キュウリ・白菜のお新香・メインのイカフライはスティック状のものが5本にナスの煮びたし・千切りキャベツ・練り辛しが添えられ、ご飯もどんぶり椀にしっかりとよそられている。これを一品ずつ丁寧にテーブルに置いてくださり、また深々と頭を下げてごゆっくりどうぞとの声掛けがある。

イカフライ定食、なんと630円

サックリ揚がったイカはやはり醤油で頂こう

 料理はどれも美味しい。実際に美味しいし、この雰囲気がさらに美味しさを増してくれていると思う。

 最後の一粒までありがたく頂戴してお店を後にしたが、機会あれば必ずまた来たいお店だった。後継者がいらっしゃるかどうかはわからないが、ぜひ残って欲しいお店だ。

シンプルな暖簾、店内の雰囲気を反映しています

 毛呂山町、青柳に引っ張られた感もあるが、すぐ裏手には自然の残る山が控え町も落ち着いた雰囲気で、好印象の町の一つだった。ただ一つ残念だったのは、町名標を撮ったつもりが写っていなかったこと。

上辺の黒いのが町名標、絶対撮ったと思ったのに…orz

何見て撮ったんだろう、帰って情けない思いをしたのだった…

AN067 SS028 0835-1435 1106