晴れた日はクロスカブに乗って

さいたまのクロスカブ(JA60)乗りが、行った先や美味しかったもの、地産品などを記録します。

比企郡吉見町の旅

2022/10/30

 しばらく埼玉制覇の旅から遠ざかっていたので、今日はその旅へ。行先は吉見町。

 秋も深まってきて、日中は暖かいのだが朝は寒い。もたもたしているうちに8時を過ぎてしまい、県西部・西北部へ行くのは難しくなってしまった。従い中部に狙いをつけ、吉見町となったわけ。吉見町の予備知識は全くない。「吉見百穴」は聞いたことがあるので、そこを目的地とした。ちなみに「ひゃっけつ」と読むのだと思っていたが、「ひゃくあな」が正しいとのこと。知らんかった…

 吉見町は前々回に行った鴻巣市の西、「川幅日本一」の御成橋を渡れば吉見町だ。ちなみに吉見町側にも鴻巣市側と同じ「川幅日本一」のトーテムポールが設置されていた。

荒川が市境だが看板は堤防を越えた先に

 町に入ってしばらくするとコカ・コーラの大きな工場が見えてきて、その向かい側に「道の駅 いちごの里 吉見」がある。地場産品売り場や公園もある道の駅で、お子さん連れの方も多く、段ボールいっぱいの野菜を買う人も見かけた。

 入ってみると中は広く、野菜の他に漬物などの加工品、手作りのお弁当・お惣菜、お菓子や調味料も売られていてなかなか楽しめる。当方は立派な生シイタケ(よく見たら栃木産だった…)と緑濃いほうれん草を買った。

よく見たら栃木産の椎茸 ほうれん草はすぐ茹でました

 トイレも済ませ、百穴へ。道の駅からは5分ほどと近い。東松山市との境界の川の手前を右折すると見えてくる。ゴツゴツした岩肌に四角い穴がボコボコと開いている。300円払って近づいてみたが、残念なことにやたらに柵が多くて穴には近づけないし、枯れ草も茂っていて中が見えない。設置された階段も錆びている。期待がシュンとなる残念名所であった。

穴に草が茂っていて中が見えない

百穴手前には「岩室観音堂」という山肌を削ったスペースに建立された寺院もあるのだが、これもイマイチ手入れされておらず、柵ばかりが目立つ。

イマイチ手入れの悪い観音堂

 せっかくの資源をもったいないと思うのだが、まぁ綺麗にしていたとしても「へぇ~」と眺めて終わりの感じもするし、多分そうやって廃れてきているのかもしれない。今の世の中、他に面白いものは沢山あるからな。

 ランチには吉見町のB級グルメだという、「あぶら味噌丼」なる野菜と豚肉の味噌炒めを丼にしたものを食おうと思い、「たなか」さんに寄った。

店名のない暖簾と看板

ところが当方のすぐ前に6-7人の親父連中が入って、宴会が始まってしまった。このためあぶら味噌丼は時間がかかると言われ、肉汁つけ蕎麦に変更。油揚げの入ったつけ汁も蕎麦も旨かったし、店員さんも恐縮してくださっていたので、満足して食事ができた。

油揚げがいい仕事してる

 やはり準備は大事だね。思いつきで行ってみては、せっかくの旅の印象が良くないものになってしまう。

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