晴れた日はクロスカブに乗って

さいたまのクロスカブ(JA60)乗りが、行った先や美味しかったもの、地産品などを記録します。

千葉県流山市の旅

2022/12/17

 前回の幸手市の旅からほぼ一ヶ月乗っていなかった。少々寒くなってきているのもあるし、八ヶ岳旅行や孫の誕生祝いなど他の行事もいろいろあった。今日は隣接全市区町村制覇の旅の2回目、千葉県流山市に行ってみることに。

 調べてみると流山は意外と近い。旧道をまっすぐ行けば20km程なのだ。そして流山は江戸の昔からみりんの製造が盛んだったらしく、今もキッコーマンの系列会社となって残っているらしい。平和台駅には美味しそうな中華そば屋や惣菜店もある。面白そうだ。

 雲が厚く気温は10℃に届かない。タイツを2枚重ねにし、厚手のインナーを着てきたのだが走ると寒い。富山時代に買ったワークマンのAEGISじゃないとダメかな。がまんしながら車列に従って走り、小一時間で流山橋を渡った。

 左折して天晴通りに入り、さらに万上通りに。まずは小林一茶ゆかりの茶室を見学できる施設があるのだが、靴を脱ぐのが面倒なのでパスしてしまった。さらに進むとみりん工場が見えてきて、なまこ塀風に塗られた壁にみりんの歴史が記されている。

みりん工場の壁に歴史が書かれています

狭い道なのにけっこう車が多く、ゆっくり読むのが大変。それでも野田市の醤油と同様、江戸川の水運を利用して江戸にみりんを供給していた歴史が理解できた。

付近には史跡がいろいろあります

最近までは流山駅から工場まで貨物線が引き込まれていたそうで、その跡が緩いカーブの道として残っているのも面白い。

手前は流山駅、奥のみりん工場に向かって線路跡が

 近くにやはりみりん製造の旧家である秋元家が営む酒屋があり、赤みりん(うま味成分が多いので赤い色をしている)と、やはり流山名産の一つという鉄砲漬けを買った。一度みりんだけで飲んでみよう。この辺りの街並みは歴史が感じられ、ゆっくり歩いてみても楽しそう。

秋元酒店 希少なみりんや千葉の産物を買えます

 目指していた総菜屋で「どすこい餃子」とチャーシューを買い、ランチに考えていた中華そば屋に着くと、冴えない男がスマホをいじりながら開店を待っていた。この人と一緒の空間で飯を食う気になれずパス。旅の個人的な趣旨に反するが、三郷市内で見つけた「田中そば店」で中華そばを食うことにした。

 ネットの写真は旨そうだったのだが、まぁありがちなラーメン屋だった。不味くはないが平板。紙エプロンを提供してもらえたのが良かったかな。

中華そばにチャーシュー1枚追加

 帰りはいくらか暖かくなって、13時に帰着。流山橋が混む印象しかなかった町だが、風情の残る街並みや歴史の深さに触れることができた、良い旅だった。

お土産の赤みりん、鉄砲漬、チャーシュー、どすこい餃子(旨い!)

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