晴れた日はクロスカブに乗って

さいたまのクロスカブ(JA60)乗りが、行った先や美味しかったもの、地産品などを記録します。

幸手市の旅

2022/11/19

 間もなく当方の誕生日ゆえ、娘夫婦が夕飯をご馳走してくれると言う。そして明日は雨の予報。従い昼過ぎまでに戻れるようにと、幸手市の旅を選んだ。

 幸手市。どこかへ行く時に絶対通っているはずだが、意識した事はない。調べてみると日光街道の要衝だったそうで、古くには相当に栄えていたらしい。当方は桜が有名な「権現堂堤」を思いおこす程度か。

 今回はあまり時間に余裕がないのでお昼は帰ってから食べることにし、その食材を買うのを目的にした。

 8時半に出発、DS3の主治医が絶対の信頼を寄せる春日部のタイヤショップ「アルファーマルモ」の前を通り、白岡、宮代、杉戸を経て幸手市に入る。

奥の高架は圏央道

 最初の目的地は、東武日光線の踏切を渡ったすぐ先の「中村製麺所」だ。

店頭への駐車は軽なら何とか…

麺好きの当方として、製麺所は機会あれば寄りたい先。ネットの評判も悪くないので伺った。店頭には麺つゆやスープ類、地場の野菜などが置かれていて、麺は頼むと奥から持ってきてくれる。新そばで打った生そばと中華麺を3玉ずつ買った。

 幸手のランドマークたる権現堂堤は、やはり寄らない訳にはいかないだろう。時期が時期だけにガラガラの駐車場にMy Cubを停め、堤に登ってみる。多分2kmくらいだろうか、堤には桜の木がズラリと植えられていて、春には菜の花も相まってさぞかしにぎわうのだろう。

この時期、人影は少ないです

今はウォーキングのご年配方や子供を連れたお父さんが散歩にいらっしゃる程度。1月には水仙の花も咲くと書いてあったので、その時期にも再訪してみたい。

 次に寄るのは豆腐屋茂蔵の直売所だが、その手前に「マリア地蔵」なるお地蔵さんがあるというので寄ってみた。共同墓地と公民館が並ぶ一角に、粗末ながらお堂があってその中に収められている。隠れ切支丹の信仰を集めたのであろう。建立は1820年、たったの200年前だ。教科書でしか知らない隠れ切支丹がそんなに近い時代だったのかと、迫害を受けた人たちを身近に感じさせてくれるお地蔵さんだった。

子供(イエス)を抱き、錫杖の先には変形十字の模様が

 さて豆腐屋さん、コンビニを改修したと思われる店内に豆腐や豆乳スイーツ、簡単なお弁当などが並んでいる。豆腐好きの当方として、自然に脱水させたという「極上豆腐」を買わない訳にはいかない。絹好きの嫁に絹豆腐、そして今日のお昼用にお稲荷さんも買った。

ふりかけも買いました。お蕎麦は緑の包み紙の中

さ、これで11時、家まで1時間ぐらいだろうからちょうどいい時間になった。

 帰着後、中村製麺所のそばを茹で、茂蔵のお稲荷さんも付けてランチにした。

美味しいお蕎麦でした 蕎麦湯も頂きました

 こじんまりではあったが、思いがけず歴史を身近に感じることのできたいい旅だった。

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