晴れた日はクロスカブに乗って

さいたまのクロスカブ(JA60)乗りが、行った先や美味しかったもの、地産品などを記録します。

入間郡三芳町の旅

2022/07/10

 川越といえば芋だが、ぶっちゃけ芋作りはそれほど盛んではないらしい。

 ではどこで作られているかというと、三芳町がほとんどらしい。

 調べてみると、川越の作付面積が0.5ヘクタールなのに対し三芳町は4ヘクタール、8倍だ(2018/08/31産経新聞)。4ヘクタールがそれほど広いとも思えないが、まぁ芋畑を眺めに行くか。

 という事で三芳町の旅である。

 浦和から志木街道を西に進み、川越街道に入れば三芳町は意外と近い。これまでは関越自動車道での帰路、所沢ICや大泉JCが混むのでトイレを済ませるために寄るSAがあるところ、くらいのイメージしかない場所だった。

 新座市から三芳町に入ると、途端に畑が多くなり、空気に土の香りが混じる。土地が平らなので、広がる畑が北海道を思わせる景色となっている。町はさほど大きくなく、基本、関越道に沿って道路が数本南北に走り、やはり数本、東西に横切る作りになっている。

広い畑が広がっています

里芋畑に散水中

 南北道路の一つに「けやき並木通り」という通りがある。道の両側にケヤキの大樹がずらりと並ぶ中を走るのは気持ちがいい。町が設置した立看板には、「並木ではなく、屋敷林が残ったもの」と記されている。からっ風の強い土地だから、防風の役目も負っていたのだろう。一方東西の道路に並木はなく見通しが良い。これは南北道路に面した家々が、その間口の幅で東西に開拓したためだろう。小さな町に、こんな風に歴史が形として残っているのは面白い。

けやき並木の解説板

 三芳SAは規模が大きく、「Pasar(パサール)」と名付けられたショッピングモールになっている。一般道からも利用できるようになっていて、屋根付きの駐輪場も用意されている。これまでSAは高速道路側からしか利用したことがなく、一般道側から入ると別の世界にまぎれ込んだような、妙な感覚になってしまう。沿線のお土産はもちろん、スーパーかと思うような生鮮食料品や地場野菜もふんだんに売られていて楽しめる。大阪道頓堀のラーメン屋「神座」も入っていたのは驚き。ここの「おいしいラーメン」好きなんだよね。

一見、従業員入口風

 さて時間が合えば人気のお店「手打ちうどん 永井」に寄ってみたかったのだが、開店までまだ1時間以上あるのであきらめ、高崎産のホルモンと所沢産の中華麺を晩酌用のお土産とした。

 帰着前、ガソリンメーターが半分になったので給油してみた。

 164km走って給油量2.29L、360円。71.6km/L。確かにすごい燃費の良さ、感服しました。 

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