晴れた日はクロスカブに乗って

さいたまのクロスカブ(JA60)乗りが、行った先や美味しかったもの、地産品などを記録します。

さいたま市北区の旅

2022/08/20

 今日の旅先はさいたま市内から選んでみる。近場も攻めておきたいな、という思いと、午後から雨の予報なのがその理由。

 んで向かった先は、ジャ~ン!

さいたま市北区

 旧大宮市は盆栽の町として広く知られていて、たくさんの盆栽園が集まっている一角の地名は「盆栽町」だ。近くには「大宮盆栽美術館」があって、数多くの盆栽が展示されているらしい。

 9時の開館直後に到着すると、けっこう小学生連れのファミリーが多い。「こけ玉」を作るイベントや子供向けの特別展などが企画されていて、夏休み終了間際、自由研究の追い込みに来ているのかもしれない。

 館内には8鉢ほど、中庭には数十鉢の盆栽が展示されていて、どれも見事。説明には推定樹齢350年とかサラッと書かれている。中には800年とか1000年なんていう蝦夷松も。1000年て平安の頃、藤原道長の時代だ。この木は平安・鎌倉・室町・江戸…とその歴史を見てきたのかと思うと、その時の長さに押しつぶされそうな感覚に陥る。そして面倒を見てきた歴代の職人の連綿としたつながり、今世話する職人の気持ちには想像を絶するものがあるに違いない。

樹齢1000年という蝦夷

力強さあふれるいわしで 樹齢150年

 展示品は随時入れ替えるそうなので、割安な年間パスポートを買って折々眺めに来てみたいと、心底思わせる美術館だった。

 さて産業道路を北上し、大宮工業高校の方へ少し入った「多津美」でランチ。

堂々の佇まいです

ここのカツカレーの写真が素晴らしくそれを食おうと決めて入ったのだが、お値段がやや高めなのと果たして食い切れるかという臆病さから思い直し、日替わりサービスの「メンチカツ・ハムカツ・揚げ餃子の盛り合わせ定食」に。

店名入りの皿も素晴らしい

 まぁ揚げ物三点盛りの高脂肪低たんぱくの食事なのだが、やはり旨いものは旨い。白飯が進む。メニューの数も多く接客も気持ちよく、機会を作ってまた来たいと思わせるお店だった。大満足。

 帰路はもう一度盆栽町に戻り、大宮公園駅の踏切際にある精肉店「肉の平金」へ。毎週土曜に売られるロティサリーチキンがお目当てだ。

スパイスが良く効いています

スパイスが良く効いていて、ロティサリーというよりもジャークチキンって感じかな、これを今夜の晩酌の友とする。

 1000年生きている木、1mに満たない中に自然への畏敬を感じさせる木…盆栽は思った以上に見応えがあった。撮った盆栽の写真を眺めチキンをかじり、今夜も焼酎が減る減る減る…

AN021 SS007 0830-1300 342