2024/12/30
今秋に山形の出羽屋へ行った帰り、山形駅のスーパーで「からかい」を見つけた。子供の頃、お正月になると母が煮ていた。当方の生地は内陸なので、昔は海産物が貴重、干物か塩漬けしか流通していなかったのだろう。当時は子どもなのでもちろんお酒は飲まなかったが、今になると当時のものを食ってみたくなる。買った。
【Day 1】
匂うのでジップロックに入れておいたからかいを、まずは軽くタワシで水洗い。洗い終わったらボールに入れ、たっぷりの水を入れてベランダに放置。
【Day 2】
水を替えて、ベランダに放置。
【Day 3】
調理らしい調理は今日から始まる。
戻したからかいを鍋に入れ、たっぷりの水を入れて火にかける。1−2分ゆでたらおしまい、ザルにあげて湯を捨てる。
茹でたからかいを鍋に戻し、水と酒3対1で茹で始める。今回は水600ccに酒200cc。これで落し蓋をして弱火でじっくり、身に楊枝がスッと入るぐらいになるまで、1時間半程度かな。
身が柔らかくなったらまず砂糖5gを投入。15-20分くらい茹でたら、めんつゆ35g、醤油・みりん各25gを事前に合わせていたのを半分ぐらい投入。20‐30分程度煮て、味を見ながら残りの合わせ調味料も徐々に投入、いったん火を止める。
小一時間冷ましたら再び火をつけ、必要なら調味料を追加。これを2回ほど繰り返すと、身に味がよく染みる。
出来上がったら粗熱を取ってからタッパーに入れ、冷蔵庫へ。冷えると汁が煮こごりになる。
【実食】
初めて作ってみたが、なかなか上出来。故郷の正月を思い出す。
日本酒のアテにしたかったので辛めにしたが、もう少し砂糖が多くても良かったかも。一昨年作った「雪菜の冷汁」同様、子供の頃の記憶に残る料理。たまに作って味わって、ゆっくりと日本酒を頂くのは幸せなことだと思う。
今回参考にしたのは、このレシピ。ありがとうございました。
でもぶっちゃけ、魚屋さんでたまに見かける生の切り身を使ったほうが簡単。生は身が柔らかい分、薄めの味付けでも美味しく頂けるし。
AN096