2022/08/07
今回は隣接全市区町村制覇の旅に行ってみようと思う。
その1回目は千葉県野田市の旅。
野田市は境方面へ行く際、関宿辺りをよく通る。しかし野田市は利根川と江戸川にはさまれて南北に長く、関宿はホント北の端ッコ、指の先・爪の先みたいな場所なのだ。市役所や文化施設が多いのは南部、東武アーバンパークラインの野田市駅・愛宕駅の辺り。従い今回は野田橋で市内へ入り宝珠花橋か関宿で埼玉へ戻る、南部から北部への縦走を考えた。地図を見ると江戸川の河川敷に滑空場があるらしい。また川間駅近くには気になるお店もいくつか…
とここまでは前日寝る前まで考えていたこと。朝起きてみるとやはり暑くなりそうなので、早朝の出発に変更。
岩槻区の旅で訪問した「木力館」から武里駅前を通り、松伏町を抜けて野田橋へ。渡ったらすぐに左折し、江戸川沿いを走る。ほとんど信号がなく交通量も多くないので気持ちがいい^^ 土手の上はサイクリングロードになっていて、ひっきりなしに通るチャリダーを追い抜きながら走れば、関宿滑空場まではすぐだ。
土手を越えて河川敷へ入ると、グライダーや小型プロペラ機が駐機しているのが目に入る。滑空場といっても単なる草っ原、プロペラ機も2人乗りなのかな、機体も軽そう。「紅の豚」の頃はこんなんだったんだろうなと思う。しばらく眺めていたが飛ぶ気配はなく、のども乾いてきたので移動することに。
近くのコンビニでコーヒーを飲みながら地図を見ると、野田市駅近くの「野田市郷土博物館」が無料で公開されているとのこと、向かうことにした。
キッコーマンで財を成した「茂木家」の旧邸宅が市民会館として公開されており、博物館はその敷地内に併設されている。キッコーマンの工場も近くにあり、どこからか「もろみ」の香りが漂ってくるのはヤマサ・ヒゲタが存在する銚子と同じだ。
博物館には野田市の有史以前からの文化財も展示されているが、やはり醤油に関する展示が充実している。野田も銚子も水運の便に恵まれた地にあり、特に野田は大消費地の江戸に近かったため繁栄したことが良くわかる。江戸川で活躍したという和船の模型や、醤油作りの様子を表した木目込みの額が迫力ある。
さて帰りに何かお土産を、と思って見つけたのが「わくわく広場」なる産直店。行ってみると花の苗が充実しているものの、他はさほどでもない。まぁ醤油つながりで「銚子電鉄ぬれ煎餅」と、新物だという茨城のレンコンを買った。
このレンコン、嫁さんがきんぴらにしてくれた。歯応えシャキシャキのとてもおいしいレンコンだった。
AN019 RS001 0700-1115 796